感想(ネタバレあり)

前作4thデトネイターはウンコーだったので、どうなる事かと思った近作5thヴァンガード
その思いは杞憂に終わったからよかったよかった。
>>まずジョカさんへ
黒崎薫氏はやはり武装錬金の漫画の方にストーリー協力していて、後日談になる小説版も書いてます。


まずあらすじですが舞台はファルガイアという星が舞台で
そこには人間とベルーニ族という貴族が存在しています。ベルーニ族は12000年前に星の生命の尽きかけていたファルガイアを見限り宇宙へと旅立った人間の一派です。12000年の間に身体の構造が人間とは変わっていたのでした。ベルーニ族は100年間に再びファルガイアへ戻ってきました。
科学力に差のあった両者にはいつのまにか主従関係が出来上がってしまったのでした。
現在ではベルーニ族は人間を搾取の対象ぐらいにしか思っていなく、人間の方もそれに甘んじて思考を停止しています。そして、現在また星の命が尽きかけベルーニ族にとっては有害な星へとなっていき、ベルーニは人間を犠牲にしてでも助かろうとファルガイアを改造しようと画策していたのでした。


物語はほのぼのとしたいなかの村から始まります。
主人公のディーンはどこにでもいるような(?)熱血少年で、同じ村には幼馴染でディーンの事を密かに想っているレベッカも住んでいます。
ある日、この手の話ではお決まりのようにディーンは村を旅立つ決意をします。
そして、2人は旅立つ前にディーンの原点の場所に向かいます。そこで空からゴーレムの腕に護られるようにしてアヴリルが落ちてくるのです。(主要3人の名前ってアーティスト名?w)
アヴリルは記憶を失っており、両手に二丁拳銃型のARMを持っている他、覚えているのは自分の名前と『ジョニー・アップル・シード』と言う言葉だけなのでした。アヴリルはディーンの顔を見て涙を流します。これは最後の最後への伏線なのですが、これのおかげでラストは涙無しには見られません(´;ェ;`)ウゥ・・・
そして、3人は旅立つのです。

途中様々な仲間と出会います。妻と子どもを目の前で殺されてしまい、復讐を誓ったグレッグ、両親からのけものにされて寂しさのあまり幼くして独り家を飛び出してしまったキャロル、自分から大切な人が離れて行ってしまうと困難に立ち向かう事から逃げていたチャック。それぞれどこかに闇を抱えています。
グレッグ、キャロル、チャックはディーンの絶対に諦めないひたむきさにより開放され心からの仲間になっていきます。


そしてディーン達はベルーニ族による人間の支配に疑問を感じ、その両種族間の『壁』を壊す事を決意します。
ディーン達の前にはベルーニ族の最高幹部のヴォルスングを中心とした、四天王のベルセフォネ、ファリドゥーン、カルティケヤ、教授が立ちはだかります。6人は様々な困難を乗り越えながら成長していきます。その中でアヴリルの記憶が少しずつ戻っていきます。
そう、ディーンを大好きだったことを。それは、レベッカとの間にしこりを生みます。
大好きな人をアヴリルにとられてしまうのではないか、幼馴染でいつも一緒にいたのにいつの間にか遠くに行ってしまった寂しさのようなものを感じたのでした。
でも、それを最終決戦の前にレベッカは乗り越えてアヴリルと親友になるのです。でも、アヴリルは喜んだのと同時に何かを含んだような表情を浮かべます。
実は、アヴリルは12000年前の古代の人間で過去の改造実験により現在と過去を何度も行ったり来たりするループにはまってしまっていたのです。つまりは『ディーン達と出会う→最終決戦→12000年前の自分の中(代わりに12000年前のアヴリルが現代に)→コールドスリープ(記憶を失ってしまう)→12000年後に再びディーン達と会う→最初に戻る』



最終決戦で6人はヴォルスングを倒します。しかし、ヴォルスングは今までディーンと同じように人間とベルーニの間の壁を壊そうとして挫折し、無念のうちに倒れた者達の怨念に操られていたにすぎませんでした。
その怨念はファルガイアを破壊する事だけを考えています。そして、惑星改造実験塔に取り憑きファルガイアを爆破しようとします。それを防ぐためにアヴリルは入ればもう二度と出てこられない塔の中に独り乗り込んで行きます。
最後にディーンに思いを告げて。でもそれは、定められた運命(ループ)なのです。
そうしなければ、ディーン達も今のファルガイアも、そしてアヴリル自身の存在さえも消えてしまうのです。だから、アヴリルは大好きな人にまた会うために、大好きな人と別れるのです。
そして、エンディングの後、独りコールドスリープの機械の前で決意を込めたように頷くアヴリルの後姿が映ってFIN。


ここから感想
いやぁ、あらすじ書いてて思ったけどオレ全然文才ないわw
長い上にわかりにくいものになってしまったwでも、感想かければそれでよし(・'ε`・d)

最初は前作のクソさから大丈夫かなーって思ってたけど
序盤ではシナリオはまぁまぁ、だけどゲーム性はシリーズの中でもバツグンだなと思ったわけです。
だけど、最後までやったらシナリオもすごいイイッ!
自分が歳をとっただけかもしれないけど、エンディングで普通に泣きそうでした。(厨房とか高房の時にやってもこんな感動しなかっただろーなーw)
最後アヴリルがもう戻ってこられない向こう側に独りで乗り込んでいくシーンって書きましたが、大好きな人に再び会うために大好きな人にもう戻ってこられないとわかっていながら自分の想いを告げて別れる。しかも、好きな人を好きだった記憶すら失ってしまうのに・・・・
それを思い浮かべてみると、自分が体験した事もないのに切なすぎて泣ける。そのときに流れるアヴリルのテーマ曲がまた超絶切なすぎて耐えられないいいい(´;ェ;`)ウゥ・・・
エンディングでグレッグ、キャロル、チャック、四天王とかが名前すら出てこなかったけどもどうなったのかとか、あまりにアヴリルとディーンとレベッカの間の話が良すぎて吹っ飛んでコレ書いてたら思い出しましたw

最後にエンディング曲の事ですが
ストーリーと合わせてあるせいでいい感じです、不覚にもグッときたよw
水樹奈々なのに(´゚ω゚):;*.':;ブッ(信者の人スイマセンw)



crystal Letter


『あなたと過ごした記憶が 水晶のように光ってる
こぼれぬよう上を向いた 旅立ちは怖くない

銀河に集う星たちが かわらぬ灯を放つように
リーベの歌を奏でよう 悠久の竪琴で

遥か地平の先 燃える黄金の鼓動 今こそ飛ぼう

どこまでも続く夢が好きだった
あなたの笑顔が好きだった
普通の恋が嬉しかった
ありきたりの言葉だけどごめんね
たとえ時間が引き裂いても
この世界でいちばん
あなたがだいすきです
Love you forever

たぶん命の起源さえ 愛という名の鎮魂歌
人を想うということは あまりにも切なくて

砂塵の霧の最果てに 見つけたオアシス
定めが全てというなら どこまでも彷徨うの

息が詰まるほどに 募る気持ちがほら
羽ばたく風に

永遠を願うほどに好きだった
泣きじゃくるくらい好きだった
本当は今振り返りたい
限りない想いは土に植えたら
胸の中で花にしましょう
私は笑えるから
笑ってくれませんか
You won't cry again

凍りついた涙を溶かしたよ なんてなんて優しい
螺旋を解くあなたの声 強く抱きしめて

愛してる愛してるよいつまでも
だから私は私はもう
伝えたいの時を越えて
物語は終わりを迎えるけど
無限の明日に咲き誇ろう
あなたに送る手紙
新しい始まりに
Loveを添えた 』 




諦めなければヒトはなんだってできるッ!・・・ハズw


あああ、感想書いてたら思い出して涙がwww