漫画レビューその3

今日はARMSです。



この漫画は現代、もしくは近未来の地球を舞台にした漫画です。
んで、あらすじは、ARMSと呼ばれる微小サイズのナノマシン兵器を体の一部に
移植されてしまった4人の子ども達が世界を牛耳る悪の組織と戦っていくってな話です。
ARMSはそれぞれ右腕、左腕、脚、眼に移植されておりそれぞれジャバウォック、ナイト、ホワイトラビット、クイーン・オブ・ハートという名前がついている。
これは、わかる人にはわかるだろうが不思議の国のアリスの登場キャラクターの名前である。
主人公の高槻涼に移植されたジャバウォックは体内で反物質を作り出す事ができ、下手をすると地球ごと吹き飛ばしてしまう可能性もある。ジャバウォックは移植者が怒りに任せて発動するたびに移植者の体をどんどん支配していってしまうらしく、作中で何度も暴走している。
その暴走したジャバウォックを破壊するために作られたのがナイトとホワイトラビットというARMSである。そのARMSを持つのは、あろうことか涼の仲間である神宮隼人と巴武士であったのだ。
つまり、仲間を取るか世界を取るかという選択を迫られてるわけである。
そんな中でも敵からの攻撃は止む事はない、そのたびにどんどんジャバウォックに支配されていく涼。ARMSの4人の運命は、世界の運命はいかにってな感じの話です。


ココから感想
この漫画はワタクシの好きなWA2(WILD ARMS 2nd Ignition)がストーリーの一部をパクッたッと言われていたのは前から知っていて、それで読んでみたのも少しあるんだけど。
その理由がよくわかったorz
セリフがほとんどマンマのところがあったってところ。
「チカラが欲しいか、欲しいならばくれてやろう」って言うセリフなんだけど
ARMSでは各ARMSの内なる声として聞こえる声で、WA2では主人公の内に宿った魔神ロードブレイザーの内なる声として出てくる。
他にも、WA2ではそのロードブレイザーに変身できるのだが内からだんだん支配されるって言う点で似ている。だけど、使うと支配されるというのは漫画の常套手段のような気もする「うしおととら」なんかでもそんな感じだし。
それは、さておいて、とりあえずこの漫画は何か引き込まれるものを感じた。
序盤の展開は秀逸だといえると思う。
そう、序盤はである。中盤になってくると、矛盾点が多くなったり後付け設定が多くなったりする。俺はそれで少し中だるみしてしまった。
だけど、名作ですよ、この作品は。


「チカラが欲しいか、ならばくれてやろう・・・」

個人的評価6,5点