キ妄想

登場人物
男:北嶋徹(TK)  女:中島優美
また、好きなバンドのメンバー名から拝借

ブーブー
「あれ非通知?誰からだろう? もしもし北嶋ですけど」


「もしもし、北嶋か?おー久しぶりだなー誰かわかるか?w」


「中島先輩ですよね。なんで非通知でかけてくるんですか?」


「いやぁ、その方がドキドキ感があっていいだろ〜久しぶりなんだし」


「意味不明ですよ。でも、ホントに久しぶりですねぇ先輩が卒業して以来だから・・・」


「1年と2ヶ月だよ」


「やけに早いですね。流石中島先輩は格が違った」


「当然だろー。流石私!w」


「で、先輩どうしたんですか急に電話なんかかけてきて」


「いやぁ、なんとなくだよなんとなく。学生時代は可愛がってやった後輩が元気してるかなーと思ってな。
で、どうなんだよ彼女とか出来たか?w」


「ほっといて下さいよw」


「なんだ、まだ出来てないのかwなんならこのワタシが彼女になってやろうか?w」


「なに言ってるんですか先輩w 先輩は今こっちにいないでしょ」


遠距離恋愛ってヤツだよ〜」


「まぁまぁ、そんなありえない話はやめましょうよw」


「・・・そうだな」


「・・・? あ、そうだ先輩こそそっちでの生活はどうなんですか?」


「ん?そうだなぁ。大変な事もあるけどそれなりに充実してるかな・・・」


「そうですかぁ、なら良かったですよボクも来年からは社会人ですからね」


「そうだな、早いもんだ。北嶋は地元で就職するのか?」


「はい、そうですね。地元大好きなんでw」


「そっかぁ・・・」


「先輩?」


「ん?どした?」


「いや、なんか急に元気無くなっちゃいましたけど大丈夫ですか?」


「いやいや、なんでもないよ」


「ほんとですか?」


「ただな・・・」


「ただ?」


「ちょっとだけ昔の事を思い出して懐かしくなって。それで寂しくなった」


「・・・」


「北嶋とはホントによく遊んだよなーとかって思い出したら寂しくなったんだよね〜。
去年までは傍にいて当たり前の存在だったのにな。あ〜久しぶりに逢いたいな」


「・・・」


「・・・私さ、気付いちゃったんだ・・・ 私、北嶋がいなくちゃダメみたい・・・」


「先輩・・・泣いt・・・」


「ううん、ごめんなんでもないんだ。困らせちゃったな。今言ったことは忘れてくれ。夜遅くに済まなかったな。じゃあ、おやすみ」


「先輩ちょっとまっ・・・」



次の日



「はい、もしもし中島です」


「あ、先輩?ボクです北嶋です」


「おぅ、北嶋か。昨日は急に電話かけてごめんな」


「いえいえ、いいんですよ俺も久々に先輩と話せて嬉しかったですから」


「嬉しいこと言ってくれるじゃないか。で、なんの用だった?」


「いや、特にこれといって用は無いんですけどね」


「なんだよそれw」


「いやぁ、強いて言うなら昨日の先輩のあの言葉が忘れられなくてですね。」


「・・・忘れろって言っただろ」


「無理ですよ。ボクと先輩の仲でしょ」


「いや、それでもなぁ」


「先輩一つ聞きたいことがあるんですけど」


「なんだよ、いきなり?」


「今、先輩の後ろには何が見えますか?」


「後ろって・・・・・えっ、えっ? ちょ、なんでお前がこんなとこにいるんだよ」


「で、答えは?」


「北嶋がいる・・・」


「正解〜。逢いにきちゃいましたよ、先輩」


「逢いにきちゃったって、バカだろお前!なんで来たんだよ・・・」


「なんで来たかって?じゃあクイズを出しましょう。 ①先輩の顔が見たくなったから ②先輩の声が実際に聞きたかったから ③先輩のことが大好きだから。 さぁ、どれでしょう?」


「・・・」


「ぶっぶー、時間切れです。実はこのクイズ罰ゲームがあります。罰ゲームは北嶋にギュッされるの刑です」


「えっ・・・」


「先輩、嫌がらないんですね」


「・・・」


「さっきの答えですけどね。正解は①〜③全部ですよ。大好きですよ先輩」


「バカじゃないの・・・」


「先輩、涙目で上目遣いは反則ですよ〜」


「好きで泣いてるわけじゃないもんっ!私だって北嶋のこと好きだから、そんな事言われたら
我慢できるわけないじゃない」


「先輩可愛すぎますよ。それじゃ罰ゲーム終わりませんよw」


「こんな罰ゲームなら一生終わらなくていい」


先輩はボクの胸に顔をうずめ涙声でそういった。


「先輩。昨日の電話で言ったこと一つ訂正します」


「え?」


「ボクもこっちで就職する事にします」


「は?内定もう出てるんだろ?」


「そうですね。でも、辞退しようと思います」


「なんで?ブラック企業だったのか?」


「違います」


「給料が安いとかか?」


「それも違います」


「家から遠いとか?」


「近いです」


「じゃあなにが不満だって言うんだよ?」


中島優美が近くにないんでね。死活問題ですよボクにとっては、あはは〜w」


「後悔しないのか・・・」


「でも、もう決めちゃった事ですからいいんです」


「ホント私なんかでいいのか?」


「え、何がですか?」


「私なんかと・・・その、なんだ・・・付き合ってくれるのか?」


「私なんかじゃないですよ、先輩じゃなきゃダメなんですって」


「嬉しい、ホントに嬉しい。私も北嶋がいないとダメなんだ、ずっと私のそばにいて」


「もちろんそのつもりです。あ、そうだこの際だから先輩も転職したらいいんじゃないですか?w」


「どこに?」


「ボクにです(永久就職=つまりケコーンw)」


「ばかっ・・・」


「今は無理ですけど将来は必ず、ね」


「うん・・・」


「で、先輩なんでボクが逆にギュッてされてるんですかね?」


「わかんな〜い」


「これじゃ歩けませんよ一旦離してくれませんかね」


「離さな〜い。ずっとくっついてたいんだもんっ!」


「先輩、絵に描いたようなツンデレすぎますよw」



わーわーわー
ぎゃーぎゃーぎゃー
qあwせdrftgyふじこlp


二人はその後も仲良く暮らしましたとさメデタシ、メデタシ。
ってじっちゃが言ってた( ´゚д゚`)w